紺’s blog

星の瞬きがまぶしすぎて。

甘い。

「広島に原爆を落とす日」の公演が無事終わったようだ。最後にみた日の感想をまとめたいのだが上手く文章にならないままなのでとりあえず保留。

今月の明星で先月号のメンバーケータイ小説の評価が出てましたね。あれを読みながら2号に渡ったこの企画に思ったことを書き連ねます。

まず河合さんあなたさすがだわ。その一言に尽きる。いやなんかもう素晴らしいよ河合さん。素晴らしい。

今回のお題はケータイ小説であり書き下ろし小説ではないとこがポイントなんだと私は思う。ケータイ小説とはまぁ世代の方ならご存知、魔法のiランド系のお軽いハッピー系である。これはバカにしてるわけじゃない。私も当時読み漁っていたし、なによりその軽さが良い時もあるのだ。

で、何点かケータイ小説らしいポイントが必要になるのだ。河合さんのケータイ小説を解説しながらそのポイントを挙げていきたいと思う。

まず、冒頭。はいきた。主人公の名前、年齢、趣味から始まる自己紹介型スタート。例であげれば「私、紺☆☆あこがれの王子様と出会うのを待ってる女子高生♪♪今はスイーツ巡りにはまってるんだぁ♪♪」みたいな調子のが当時溢れてた。だいたいは小説なんかどうやって始まるのか解らないので、こうなるのだ。「俺、河合郁人」から始まるのまじ最高。吾が輩は猫であるの残した罪は深い。

そしてそれに続く「趣味はケンカ」。はいきた。彼氏役のくそヤンキー率の高さ。女子はイケメンくそヤンキーが(想像において)大好きだ。私も好きだ。2次元において私の好きなキャラのくそヤンキー率の高さは異常だ。さすがわかってる河合郁人。ごくせんとか熱いよね!

で、そのイケメンくそヤンキーの相手役になる彼女。はいきた。くそヤンキーを心配する普通の女子(しかもちょっとモテる)。ケンカの傷跡を眺めあなたは言う、なんて具合に彼の体を心配するんだよだいたいは。で、なんでかわからんけどくそヤンキーのケンカに巻き込まれて連れていかれたりそのままリーダー格に気に入られたりするんでしょ?今回の短さでは河合さんのまとめかたがベストだった気がする。振られた男VSまだ付きあってない、告白すらしていない男の戦いは最高の盛り上がりを見せた。負けちゃうのもいいね、やっぱり怪我をしてるまま彼女に会いたいもんね展開的に。

で、最後。お前のためにケンカやめてやってもいいけど宣言。はいきた。上から目線~~~!正直ヒロインにとってはまだ彼氏でもないし知らねぇよって感じだけど私のためにケンカをやめてくれるくそヤンキーに愛を感じてしまうその感じあるある~~~!ただの真っ当な人間に戻るだけなのに~~~!このあと二人がくっついて今までのケンカの清算に巻き込まれていき数ある彼女を奪われる危機を乗り越え、別れ、乗り越えを繰り返しエンディングを迎えるのが見える~~~~!!

もうなんだ、どの部分を切り取ってもケータイ小説。ベストオブケータイ小説。素晴らしい。メンバー内の評価が低いのも(というより塚ちゃんが低いのが)なんか河合さんに対してここぞとばかりにお軽いハッピー系をバカにしてる感じ出ちゃってていい。まぁ今回のお題ではこれが正解なんだけどすごい絶賛されてても嫌だから(笑)妥当な順位ですね。

河合さん、あらためて最高だと思ったよ。ありがとう。

で、あと個人的には河合くんと戸塚さんがお互いに対して甘い評価なのがとても良かったです。よいよい。あと塚ちゃんに容赦ない戸塚さんとか。なんかもうこの企画考えてくれた全ての皆様へありがとうの気持ちを込めてこの記事を終わります。